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Kaguya Planet パレスチナ

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発行:Kaguya Books

語りと報道の偏りに抗して──。

2023年10月7日以降、イスラエルによるパレスチナ・ガザ地区への攻撃が激化しています。
この攻撃は、決して10月7日に突然始まったものではなく、70年以上にわたる迫害と虐殺の歴史とひと続きの民族浄化です。そして、この惨状を招いてしまった責任の一端は、植民地主義や深刻な人権侵害をずっと見て見ぬふりしてきた国際社会にあります。
日本でSFに携わるメディアとして果たすべき責任は何か。そう考えて、これまで日本にあまり届けられてこなかった、パレスチナのSFを紹介する特集を組みました。
特集では、パレスチナ人作家、パレスチナにルーツのある作家による、パレスチナを舞台にした小説を掲載している他、編集部による解説やテーマに関連したコラムを掲載しています。

目次
コンテンツ
⚫︎小説
ズィヤード・ハッダーシュ「ここの外では」(佐藤祐朔訳)
ソニア・スライマーン「ムニーラと月」(岸谷薄荷訳、佐藤まな監訳)
タスニーム・アブータビーフ「継承の息吹」(岸谷薄荷訳、佐藤まな監訳)
牧野大寧「城南中学校生徒会役員選挙『カレーVSラーメン』」
⚫︎コラム
井上彼方「SFとイスラエルとパレスチナ」
堀川夢「英語で読むパレスチナのSF」
齋藤隼飛「プレイヤーへの期待、その裏にあるキュレーターの責任」
鯨ヶ岬勇士「スーパーヒーローはどこにいるのか。それはあなたかもしれない。」
⚫︎PICK UP
『野球SF傑作選 ベストナイン2024』
『SF作家はこう考える 創作世界の最前線をたずねて』
⚫︎インタビュー
映画『カミノフデ ~怪獣たちのいる島~』総監督・村瀬継蔵&特撮監督・佐藤大介 インタビュー
SF作家対談:天沢時生×水町綜「不良とバイクとSFと」
⚫︎イベントレポート
IMAGINARC 想像力の音楽
⚫︎VGプラスの活動報告

著者プロフィール
ズィヤード・ハッダーシュ (ズィヤード ハッダーシュ) (著)
1964年イェルサレム生まれのパレスチナ人作家。高校の国語教師としてキャリアをスタートし、短編小説を中心に新聞などで作品を発表。現在までに12の短編集を出版。パレスチナ文学賞ほか数々の賞を受賞し、またノミネートされている。国際文学コンベンションへの登壇講演、朗読会などの活動も行う。現在はパレスチナのヨルダン川西岸地区在住。

ソニア・スライマーン (ソニア スライマーン) (著)
パレスチナ系、アメリカ在住の作家。パレスチナの民話や伝承を題材としたファンタジーやSF作品を多く発表している。作品は英語で読めるアラブの文芸を紹介しているメディアArablit、アフリカ系作家によるSF雑誌FIYAHのパレスチナ特集、そのほかFANTASY Magazine、Lackington’sなどさまざまな媒体に掲載されている。

タスニーム・アブータビーフ (タスニーム アブータビーフ) (著)
1996年パレスチナ・ガザ生まれ。ガザのアル=アズハル大学を卒業したのち、2018年にアメリカに移住。2015年にスウェーデンとガザの文化交流を目的とした団体Novell Gazaが主催のNovell Gaza短編賞を受賞し、受賞者アンソロジーである『Novell Gaza 2』に作品が掲載。現在はマサチューセッツ州で歯科医をしながら執筆活動をしている。

牧野 大寧 (マキノ ダイネイ) (著)
2023年、「城南小学校運動会午後の部『マルチバース借り物競走』」で、第三回かぐやSFコンテストの読者賞を受賞。おとめ座、夏の終わり生まれ。好きなクレープはシュガーバター。そして現代ジャズのファン。

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