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銘銘便り
¥1,800
『銘銘便り』は、一年を通した、写真と文の往復書簡です。 二人で始めてみたところ、他の誰かとも共有したくなって、2023年の秋には中間展を行いました。 本冊子は、その往復書簡を中間展以降も続け、更に再編したものです。 再編したのは、主に時間軸。 一連の流れで返事を送り合っていたのに、解釈を変えれば別の物語が見つかるのです。 不思議で、かつ当然、それのなんと楽しいことか。 こちらを手に取ってくださったあなたとも、そんな遊びができたなら。 <著者略歴> asobinotuduki 銘銘便りでは文を担当。 2021 年 9 月より『あそぶ/思考/感覚/そこにあること/受容を耕す/日常』などをキーワードとして、気の向くままに活動。 初めは、三重県津市にてインスタレーションとしての店舗を 2 年限定オープン。 その間、色々なイベントを開催し、店舗クローズ後も、哲学カフェやワークショップなどの形であそび続けている。 mizu__tama 銘銘便りでは写真を担当。 2021 個展 「とりをとりまし展」 津市大門ニネンノハコにて 2023 第73回みえ県展 写真部門 入選 「銘銘便り」 中間展 津市久居コミュニティハウスひびうたにて 2024 グループ展 「アナログルマチ」(第4回 歩く。見る。撮る。参加者作品展) 津市久居アルスプラザにて グループ展 HACCOA物語を書く講座【写真部門】受講生作品展 「窓の外」 津市久居HIBIUTA AND COMPANY にて 文芸誌「まちうた」6月号、9月号掲載
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窓の外
¥1,200
予定のない休日、カーテンの隙間から差し込む光の眩しさと暖かさ。 行きたい場所、やりたいこと、食べたいもの。 外での楽しい時間に思いを馳せながら、布団にくるまったまま日が暮れてゆく。 2024年夏にHIBIUTA AND COMPANYにて展示した作品「窓の外」。 本写真集は全展示作品に、この作品のきっかけとなった一枚を含む数点を加えてまとめたものです。 作者Webサイト https://mizutama.myportfolio.com/
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悠久のまぎわに渡り
¥1,540
著者:孤伏澤つたゐ 発行:ヨモツヘグイニナ 110ページ/B6 2024年9月8日刊行 人間が滅びに瀕し、鳥や生き物たちが絶滅から遠ざかった未来。 電柱で生まれたコウノトリの「わたし」は、旅に出る。オスと出会い、卵を生むことになれば多くの場合旅は終わる、と父母は言う。 湖に通うオオワシの媼、二羽のメスで子育てをするライチョウ、直立不動の同族を慕う海の鳥、――。 人間が滅びから遠ざけようとした鳥たちの痛み、そして、絶滅寸前の人間たちの修復の物語。
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浜辺の村でだれかと暮らせば
¥1,200
"「だれかと暮らす気、ない?」 漁村で漁師をやってるおれのところにやってきたのは、同い年の都会の男。 ひとづきあいが得意じゃなくて、村の役に立つような能力も持ってない……。 それでもおれたちは、この暮らしをいとなんでいく。 三重県・志摩の漁村を舞台にした物語です。"
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山梔の處女たち
¥1,300
著者:孤伏澤つたゐ 発行:ヨモツヘグイニナ 表紙写真:мär オンデマンドB6版/110ページ(予定)/フルカラーカバー付 物語の主人公たちは、 互いを傷つけることで愛の深さを伝えあうけれど、 ほんとうの好きは、つけた傷の深さではかるものじゃないのだ。 「首輪とロマンス」 言葉を尽くしても、 ふたりは恋をしていて、卒業したら毎日キスをしたり、 ベッドをともにして暮らすのだとみんな思っている。 ちがうのだと宣言したかった。 なぜと問う声から逃げたかった。 ――いや、なぜと問う声を発されない立場を得たかった。 「魔女の選択」 十代後半、人生の選択肢に惑う少女たちの短編2編を収録。 (版元サイトより)
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オールドスタイル カー&モーターサイクル グラフィックス
¥1,650
三重で出会った旧車とオーナーのイラスト集 壊れたら治す。壊れないよう大切に乗る。 働く旧車マニアのイラストレーターが描いた 39台の四輪車、3台の三輪車、16台の二輪車と個性的なオーナーたち。 三重の季刊誌「NAGI」の好評連載14年分を単行本化! 著者プロフィール 文と絵:Osatto(オサット) グラフィックデザイナー。1970年、三重県明和町生まれ。20世紀に製造されたクルマやバイクのイラストと紹介文を三重のローカル誌「NAGI」に14年連載。富士ラビットや2スト・ビジネスバイクなど1960~70年代の働くバイクを複数台所有。地元イベントなどにのっかり開催する「HAKO BIKE MEETING」を主催。
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ライブラリー・オブ・ザ・イヤー選考委員長の日記 二〇二二年
¥1,760
『ライブラリー・オブ・ザ・イヤー選考委員長の日記 二〇二二年』 著者:岡野裕行 発行:散策舎 印刷:藤原印刷 定価:本体1,600円(+税) これからの図書館のあり方を示唆する先進的活動を表彰する賞「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー」。選考委員長を務める岡野先生の2022年の日記です。 「私にできるのは言語化して問いかけることだけである。最終的な結果がどうなるかまったくわからない。」 ーー本文より ビブリオバトル、伊勢河崎一箱古本市、図書館総合展、手品、ふみくら倶楽部、ナンバーガール、コーヒー、伊勢うどん。ライブラリー・オブ・ザ・イヤーの選考委員長を務めながら、いろんなことを考えて過ごした1年間の記録。
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ぼくもいくさに征くのだけれど 竹内浩三の詩と死
¥796
映画監督を夢見つつ23歳で戦死した若者が残した詩は、戦後に蘇り、人々の胸を打った。25歳の著者が、戦場で死ぬことの意味を見つめた大宅壮一ノンフィクション賞受賞作。 著者:稲泉連 版元:中央公論社 初版刊行日2007/7/25 判型:文庫判 ページ数352ページ (版元サイトより)
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いのちをつなぐ海のものがたり
¥1,980
著者:矢田勝美 出版社:ラトルズ 伊勢湾の小さな漁村に生まれた著者が、漁師の人となり、暮らし、伝統行事などを、豊富な写真と絵、文章でつづる。 海で働く人たちが、永遠ではないかもしれない今、どうしても伝えておきたかった漁師の話 ★令和4年度より、文部科学省検定済 高校生 国語の教科書(東京書籍 刊行)に掲載決定!
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いのちをつなぐ海のものがたり~未来に続く、いのちの循環~
¥1,980
幼い頃から当たり前のように漁業に接してきた著者。その家業から一時は逃げ出したが、月日を経て自らを育んできた環境が、当たり前ではないことを知り、人に伝えようという衝動に突き動かされる。 「魚は海におると思うな、山におると思え」という祖父から父へと受け継がれた教え。はじめはわからなかったこの言葉の真意はやがて、山が海を育んでいるという事実を知ることから、山と海といのちは 「すべてつながっている」ことに気付かされることになる……。 著者が食してきた伊勢湾の海の幸を始めとするイラストも多数収録!
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NAGI vol.90 古墳めぐりへ
¥720
"特集 「古墳めぐりへ」 3世紀から7世紀にかけて 全国には約16万基もの古墳が築かれました。 その数、ざっとコンビニの3倍! 三重県には7100基が残されており 数の多さでは全国第9位。 伊賀地域には大きな前方後円墳が集中しています。 草木が枯れ、墳丘の全容が見えやすい 秋から冬は古墳めぐりの旬。 大きさや形を確かめたり、石室に入ったり… 古代へのタイムスリップを楽しみましょう。 [内容] ◉墳活ビギナーにおすすめの10コース 01.御旅所古墳から御墓山古墳へ 伊賀市 02.美旗古墳群と城之越遺跡 名張市・伊賀市 03.明合古墳は県内唯一の形状 津市 04.嬉野に点在する前方後方墳群 松阪市 05.伊勢の王が眠る宝塚1号墳 松阪市 06.坂本古墳群から斎宮跡へ 明和町 07.海を通じて九州と交流か 志島古墳群 志摩市 08.離島ゆえ残された答志島の古墳 鳥羽市 09.富士山古墳群 最後の1基 鈴鹿市 10.ヤマトタケルノミコトの陵墓は 鈴鹿市・亀山市 ◉付記 古墳の種類と構造 ◉クラフト 椅子張り職人がつくる古墳クッション ◉墳活入門 王の偉大さを伝える圧倒的ビジュアル 髙松雅文 "
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野人の食卓
¥1,320
著者/大塚 隆 編集/月兎舎 四六判 200P 幼い頃から野山を駆け回り、海に素潜りし、野生動物や鳥、植物、魚と戯れて育った「野人」大塚隆。 長じてからはダイバー、釣りガイド、船長など、海の仕事を歴任するかたわら、野草の味も舌で研究。 三重の季刊誌「NAGI」に、伊勢志摩の海山をフィールドにしたエッセイを連載し「食(生命)の本質」を解いてきた。 本書は、NAGI12年のエッセイに、ブログからの玉原稿を加えた面白くタメになる87編。 ■一章 海の食卓 シイラ、タコ、トビウオ、サメ、アンコウ、マナジ、カメノテ、アオリイカ、カツオ、トド、イラブー、サワラ、ホウボウ、ネズミゴチ、ブリ三兄弟、アカニシ、タチウオ、オコゼ、ウナギ、サバ、ホシガレイ、アワビ、コウイカ、ハモ、ノコギリガザミ、アイナメ… ■二章 野の食卓 クズ、ギンナン、ヨモギ、クチナシ、マムシ、シバグリ、グミ、ハマカンゾウ、キクラゲ、イノシシ、ニッキ、オケラ、ヒラタケ、リョウブ、シイ、イタドリ、フユイチゴ… ■三章 畑の食卓 カラスノエンドウ、生命力トマト、ムベ、ウグイスカグラ、パセリ、オランダキジカクシ、フェイジョア、レタス、白アケビ、ナンテンハギ、茶、生命のバランス糖… 大塚隆 1952年大分県津久見市生まれ。 東海大学海洋学部卒業後、ヤマハ株式会社勤務3年の後、ヤマハリゾート(株)へ。 トカラ列島、八重山諸島、屋久島などで調査ダイバー、フィッシングガイド、不定期航路船長などを務め、合歓の郷マリーナ支配人を最後に退社。 1999年に桜自然塾を立ち上げ、2000年にゴーリキ・マリンビレッジを開業。 海山の収穫体験ランチや循環農園を通して、食の本質、自然との共生を発信している。 (版元サイトより)
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tupera tuperaのアイデアポケット
¥1,760
著 tupera tupera アポ〜〜〜、こんなふうに絵本つくるの? 75の工夫と発想で、仕事も生活もユーモアあふれる日々に! 「主人公」「うんこ」「プレゼント」「おにぎり」「鉛筆」・・・アポ(アイデアポケット)さんがくりだす75のキーワードを入り口に、大人気クリエイティブユニットが創作のコツをたっぷり語ります。tupera tupera初の読みもの! 中川 すごく良いアイデアが出た時も、アイデアのタネ(ネタ)を一旦ポケットに入れておきます。 亀山 ポケットからすぐ取り出すタネもあれば、ガサゴソ探している時に、ぽろっと出てくるタネもある。 二人 何かを考える際のタネや、毎日がちょっとおもしろくなるヒントに! 目次 はじめに 1 絵本をつくろう――アイデア・本の知識・テクニック 2 仕事であそぶ 3 工作のコツ 4 参加が楽しくなる――ワークショップ・展覧会 5 日常にアクセント おわりに 著者情報 著: tupera tupera(ツペラ ツペラ) 亀山達矢と中川敦子によるユニット。2002 年より活動を開始する。絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップや、商品、グッズのアートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動している。 これまで手がけた絵本だけで50冊を数え、海外で翻訳出版されているものも多い。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。ミシマ社からは、2020 年6 月に『パパパネル』を刊行。2019年に第1回やなせたかし文化賞大賞受賞。
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このよでいちばんおいしいさかな
¥3,190
絵と文:やだかつみ 上製本/32頁 日本語+英語 初版:2023年6月3日(土) 発行:「いのちをつなぐ海のものがたり」出版プロジェクト ▷物語のあらすじ 「山に魚がいるもんか!」 美味しい魚が食べたい!僕は亀の言葉を信じて立ち上がった。 大好きな魚をたらふく食べさせてくれる漁師の父を亡くした猫のみゅうたは、亀の仙人に「漁師の知恵」を教えてもらいながら漁を学んでいく。 自然や夜の星空、山への祈りの風習を知ったみゅうたは、果たして大好きな魚を自力で獲ることができるのか? : ▷物語のコンセプト 漁師の家に生まれ育ったイラストレーターが描いた海の絵本。 「自然と付き合いながら、生きるためにいのちを獲り、感謝する漁師の姿」を伝える内容です。この絵本をより多くの人へ届けることで、豊かな海が未来に続きますように。 (版元サイトより)
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NAGI vol.94 松尾芭蕉への旅
¥720
出版社:月兎舎 判型:B5 104ページ ISBN:978-4-503-22922-9 特集 「松尾芭蕉への旅」 古池や蛙飛びこむ水のおと 閑さや岩にしみ入蝉の声 夏草や兵どもが夢の跡 誰もが知る数々の名句を詠んだ松尾芭蕉。 伊賀に生まれ、江戸へ出て俳諧師に。 深川に庵を結んで門人を育てつつ 理想の俳句スタイルを追い求めては旅へ。 俳句の世界に革命を起こした芭蕉を、のちの人々は俳聖と讃えた。 没後300年以上経ても、色褪せることのない作品群。 生誕380年を前に、翁の生涯に迫ってみたい。 [内容] 第1章 おくのほそ道を訪ねる 深川から東北、上越、北陸を経て大垣まで 数々の名句を生んだ143日、2400kmの大紀行 第2章 松尾芭蕉の生涯 伊賀に生まれた松尾宗房は、いかにして俳聖・芭蕉となったか 第3章 三重の芭蕉句碑めぐり 多度・長島・桑名・四日市・鈴鹿・津・関・大山田・伊勢 野ざらし紀行、笈の小文の途次、おくのほそ道の後に詠まれた芭蕉俳枕へ 第4章 芭蕉さんのふるさと伊賀上野 芭蕉さんゆかりの史跡と、上野城下の食べる・買うガイド 第5章 4泊5日の奥細ツーリング 日光、平泉、立石寺、象潟、出雲崎… 芭蕉と曾良が333年前に歩いた旅路をバイクで駆けめぐる 寄稿 芭蕉を刺激した三重ゆかりの三人 服部温子 西行、荒木田守武、大淀三千風が果たした役割とは <連載/シリーズ> NEW WORLD シャンティー 原発のない町で 一色登希彦さん/柴原洋一 OLD MOTORCYCLE LIFE osatto ギャラリー凪 Dragonfly/世古道也 CASA NAGI 地元材で建てた鉦勾配の家/原田建築設計舎 神宮という宇宙 倭姫宮ご鎮座100周年 火のある暮らし 日々の調理は囲炉裏の炭火で 建築という冒険 太陽光区域の設定/米田雅樹 ヤギ飼う人びと Chojiさん ハイクで俳句 熊野灘を望む局ヶ頂 先見の人 桑名城主・本多忠勝 (版元サイトより)
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原発の断りかた
¥1,650
著者:柴原洋一 出版社:月兎舎 四六判並製 220頁 ひとびとは、いかにして命の海を原発から守ったか。 三重県に原子力発電所の計画があったことをご存じだろうか。 20世紀後半、中部電力が度会郡南島町(現南伊勢町)と紀勢町(現大紀町)にまたがる芦浜への建設を目論んでいた。 1963年の計画発表から37年間、推進か否かで地域を分断する壮絶な闘いが繰り広げられた末、2000年2月22日、北川正恭知事(当時)が計画の白紙撤回を表明。 原発建設は事実上中止されたものの、今なお中電は計画地であった芦浜を所有している。 本書は、反原発闘争に関わった県民のひとりが、その歴史を後世に伝えるべく記した私的回想録である。 〈本書の内容〉 日本初の漁民海上デモ/原発の本質を見抜いた漁民/反原発闘争は第2回戦へ/ 女性たちが起ち上がった/ぼくの「危険な話」/進む地域破壊/闘争第3世代の登場/ 原発推進の町・紀勢町のこと/古和浦漁協の理事3ちゃん/臨時総会を実力阻止/ 原発いらない県民署名運動/81万署名が政治を動かす/ 37年間の戦いが終わった/闘争は終わらない 〈著者〉 柴原洋一 Youiti Shibahara 1953年浜島町(現・志摩市)生まれ。 信州大学人文学部卒業後、78年より三重県の高校英語科教師に。 86~91年、南島高校に勤務。 83年から芦浜原発反対闘争に加わり、90年代に南島町芦浜原発阻止闘争本部が組織した「脱原発みえネットワーク」の事務局長を務めた。 2011年、退職。 「原発おことわり」三重の会会員。 (版元サイトより)
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図書館で真珠採り
¥2,200
ミキモト真珠島・真珠博物館館長、松月清郎氏が独自の嗅覚で見つけた 真珠がテーマのこれまでにないブックガイド! 『アタルヴァ・ヴェーダ』から『列仙伝』『満州誌』『延喜式』『今昔物語』『三重県水産図解』『Pearl Hunter』『海底二万里』「桃色真珠盗難の謎」「マドモワゼル・ペルル」「連」⋯⋯世界の古典から近代文学まで、真珠好きと本好きに最適な一冊。 〈本書の内容〉 第一室 天然真珠の頃 真珠の力で疫病退散・涙が真珠に変わるとき… 第二室 天然真珠から養殖真珠へ 信州の宿屋に旅人が残した珠は・真珠養殖の夜明け前… 第三室 養殖真珠の発展期 アコヤガイの食味談義・もうひとりの真珠王… 第四室 真珠貝は世界を照らす 淡水貝ボタンの創始者・天然真珠を「養殖」?… 第五室 天然真珠と模造真珠 同じ真珠は二つとない・耳飾りの少女の真珠… 第六室 真珠のような人たち 名は体を表すとは限らない・輝きに命をかけて… 〈著者〉 松月清郎 Kiyoo Matsuzuki 1952年、三重県伊勢市生まれ。立命館大学文学部卒業後、(株)御木本真珠島入社。85年、同島に設立された真珠博物館の学芸員として多数の展示企画を運営。2002年より同館館長。著書に『真珠の博物誌』(研成社)がある。 編集・発行/月兎舎 四六版280頁
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じたばたするもの
¥1,980
著者 大阿久佳乃 発行 サウダージ・ブックス 46判変形 176ページ ペーパーバック 装丁 納谷衣美 定価 1800円+税 初版発行日 2023年3月21日 ☆☆☆☆☆ 三重県出身の文筆家、大阿久佳乃さんの最新エッセイ。 大阿久さんがずっと親しんできた、アメリカ文学をはじめとする海外文学について書かれています。 物語の主人公や著者の葛藤=「じたばた」に、自らの生活の中から紡ぎ出された思考でもって向き合う文章は、「文学」というものを身近に感じさせてくれます。 文学を通して、「自分の生を生ききる」ことについて考えさせてくれる一冊です。(村田) ☆☆☆☆☆ ソール・ベロー、スタインベックから、トニ・モリスン、アドリエンヌ・リッチまで。現代作家の小説や詩から、北米先住民の口承文学まで。J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の主人公ホールデンに自分を重ねる大学生で文筆家の著者が、アメリカ文学・海外文学を読みながら、《生活すること・生きること・感じること》について綴った18編のエッセイを収録。 各エッセイの末尾には、読書案内として、本書で紹介したアメリカ文学・海外文学などの本の情報を掲載しています。 目次 はじめに 情けない人々 ——ソール・ベロー『この日をつかめ』 鮮やかな乾き ——スタインベック『赤い小馬』 私たちの引っ越し ——リンドグレーン『ロッタちゃんのひっこし』 帰る場所を求めて ——セアドー・レトキーの詩 ホールデン・コールフィールドに捧ぐ ——J・D・サリンジャー『キャッチャー・イン・ザ・ライ』 最近読んだものの周りうろうろしつつ東京に一人暮らししてる友人に向けて ——マーシャ・ノーマン『おやすみ、母さん』 他人という「気」 ——ウィリアム・サローヤン『人間喜劇』 離れる ——パヴェーゼ『月と篝火』 鏡 ——カーソン・マッカラーズ『結婚式のメンバー』 まだ消えていない炎のこと ——カーソン・マッカラーズ『心は孤独な狩人』 一人の中の多数の人間 ——マリオ・バルガス=リョサ『ケルト人の夢』 「もの」そのものへ ——W・C・ウィリアムズの詩 ぶらつく詩人 ——フランク・オハラの詩 孤独と優しさ ——エリザベス・ビショップの詩 それがこれです ——ガートルード・スタインの「自伝」 根を求める ——金関寿夫『アメリカ・インディアンの詩』 (私たちの)願いのこと ——トニ・モリスン『青い眼がほしい』 親愛なる私(たち)へ ——アドリエンヌ・リッチの詩 おわりに
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NAGI vol.96 熊野古道伊勢路を歩く
¥720
SOLD OUT
特集 「熊野古道伊勢路を歩く」 伊勢神宮に現世利益を祈った旅人が、田丸で巡礼装束に着替え 極楽往生と来世の幸福を願って目指した熊野古道・伊勢路(東熊野街道)。 かつては〝蟻の熊野詣〟とも称された峠越えの道は、長らく人々の記憶から忘れ去られていたが、ある事件をきっかけに一躍脚光を浴びる。 2004年夏、ユネスコ世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されたのだ。 苔むす石畳道、峠から眺める熊野灘、間近に触れる異郷の暮らし… 登録から20年を迎える三重県唯一の世界遺産を、古の巡礼気分で歩いてみませんか。 [内容] ・プロローグ 信不信を選ばず浄不浄を嫌わず、共存共栄する大切さを教えてくれる 三石 学 ・ルートガイド 内宮から本宮まで伊勢路200kmを完全ガイド ・歩行記 もうひとつの伊勢路・本宮道 ・ボランティア 伊勢路を守る人たち 女鬼峠保存会/熊野古道語り部友の会/ルーパーの会/二木島峠・逢神坂峠世話人会 ・エピローグ 伊勢路を完歩して <連載/シリーズ> NEW WORLD シャンティー 原発のない町で 三浦秀典さん/柴原洋一 OLD MOTORCYCLE LIFE osatto ギャラリー凪 不在の彫刻/中谷ミチコ CASA NAGI 森に溶け込む24坪のアトリエ住宅/アトリエMATA 緊急寄稿 長太の大楠が危ない/蔭地敏男 NAGI-FILE 三重県内の旬な情報 建築という冒険 動く家/米田雅樹 ヤギ飼う人びと 岡本光代さん 火のある暮らし 床暖房できるロケットストーブ ハイクで俳句 錫杖ヶ岳で忘年女子会/久世伸子 先見の人 田中善助
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NAGI vol.97 浦々の郷土富士浅間さんへ
¥720
特集 「浦々の郷土富士 浅間さんへ」 浅間(せんげん)さんとは、富士山の神をまつる山や川、神社等のこと。 浅間信仰はいつ、どのように始まったのか。 三重県内の浅間さんはどこにあって、そこではどんなお祭りが…。 ほぼ1時間で登れる浅間山への登拝ガイドとともに 知られざる浅間さんの魅力をお伝えします。 後半には、浅間信仰の大元・富士山登拝記も。 [内容] プロローグ 浅間さんってなに? 登拝ガイド 浅間山に登拝しよう 南伊勢(旧南勢) 五ヶ所/切原/宿浦・田曽浦/迫間浦/礫浦/相賀 南伊勢(旧南島) 阿曽浦/方座浦/古和浦 志摩 迫子/大山 紀北 相賀/渡利・引本/島勝浦 松阪 堀坂山 寄稿 三重県南部の浅間信仰 鈴木翔大 エピローグ 江﨑満さんのウラ浅間案内 埋もれゆく浅間さんに光を 富士登山記 浅間信仰の根本、富士山へ <連載/シリーズ> NEW WORLD シャンティー 原発のない町で 髙梨英子さん/柴原洋一 OLD MOTORCYCLE LIFE osatto ハイクで俳句 伊勢本街道を歩く①榛原~山粕/久世伸子 神宮という宇宙 神馬 NAGI-FILE 三重県内の旬な情報 建築という冒険 自動運転トイレ/米田雅樹 ヤギ飼う人びと 森 武さん 火のある暮らし 家族5人分の食事をロケットストーブで 先見の人 河村瑞賢 インタビュー 元「谷中・根津・千駄木」発行人 山﨑範子さん
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NAGI vol.93 巨岩に会いに行く
¥720
出版社:月兎舎 判型:B5 104ページ ISBN:978-4-503-22857-4 特集 「巨岩に会いに行く」 落っこちそうで落ちない岩、動物の形に見える岩、 しめ縄を張られ、人々が頭を垂れて祈る岩⋯⋯。 縦に長い三重県は、中央構造線の南北で地質が一変する。 鈴鹿山系へ、熊野灘沿岸へ、伊勢志摩の景勝地へ 大地の隆起と火山活動、雨、風、波が膨大な年月をかけて刻んだ 「造化の妙」を愛でに行こう。 [内容] ◎プロローグ 岩ってなに? 三重で見られるおもな地質 ◎信仰の岩 夫婦岩・潜島 伊勢 浦神社 鳥羽 鸚鵡岩 志摩 花の窟・大丹倉・まないたさま 熊野 神内神社 紀宝 ◎見立て岩 ペンギン岩/猿神石/桃太郎岩/獅子岩 ◎岩を歩く 御在所岳・国見岳 鈴鹿山脈のロックガーデン 入道ヶ岳 奇岩待つイワクラ尾根 仙ヶ岳 高僧修行地に立つ仙の石 羽黒山 出羽ゆかりの大権現 石山観音 国内最大規模の磨崖仏群 伊勢山上 スリルと絶景が待つ修験場 青峰山 参詣道に物語ある岩々 天狗倉山 おちょぼ岩と岩屋堂 便石山 巨岩・象の背 鬼ヶ城 風化侵食された海崖奇景 オハイ 原生林奥の秘境 楯ヶ崎 柱状摂理の大絶壁 ◎ミニインタビュー 七里御浜はいかにして造られたか 前義典さん ◎寄稿 岩石信仰の世界とどう対峙するか 吉川宗明さん <連載/シリーズ> NEW WORLD シャンティー 原発のない町で 羽間瞳さん/柴原洋一 OLD MOTORCYCLE LIFE osatto CASA NAGI 人と猫が心地よく過ごす終の住処/造家工房 魚心あれば下心 ほんとうの海洋教育を/佐藤達也 建築という冒険 あめのみち/米田雅樹 ヤギ飼う人びと 中野直美さん 火のある暮らし 家族を集める自作ピザ窯 ハイクで俳句 参宮街道お花見ハイキング 先見の人 稲葉三右衛門 (版元サイトより)
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毒親絶縁の手引き DV・虐待・ストーカーから逃れて生きるための制度と法律
¥2,420
■監修: テミス法律事務所・柴田収 ■編著:紅龍堂書店 ■形式: 単行本(※B6サイズ) 本書は社会問題と向き合う人のクラウドファンディング「Good Morning」にて、目標の162%を達成しました。 ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。 ■10月25日更新: おかげさまで発売即重版となりました。心より御礼申し上げます。 重版に伴い原稿を見直しましたところ、何カ所かリンク切れが生じていました。お手数をおかけしますが、最新情報は正誤表よりご確認いただきますようお願いいたします。 >『毒親絶縁の手引き』初版正誤表はこちら ※二版、PDF版、epub版では全て訂正済みです。 ※紙の版元在庫は初版のみとなっております。二版をお求めの方は、全国の書店様にて奥付をご確認の上でお買い求めくださいませ。 >『毒親絶縁の手引き』取扱い書店一覧はこちら ■内容紹介 DV等支援措置、分籍、戸籍届書のマスキング申入れ、税支援、不動産登記簿保護、医療費通知情報の閲覧制限、マイナンバーカード設定変更、個人番号指定請求――当事者に必要なあらゆる情報を一冊で網羅。 毒親逃亡マニュアルの決定版。 〔以下、帯より〕 「家族だから」と思い悩んできた全てのひとへ 毒親に苦しむ当事者、弁護士、婦人相談員、行政職員、児童保護機関の関係者、引っ越し業者……数え切れない優しいひとたちの声を聞いて、加害する親から離れて生きる方法を本にしました。選択肢の一つとして読んでみませんか? 自由に生きることは権利です。
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NAGI vol.87 <2021冬号> 特集:還暦からのハロー!ワーク
¥720
特集 「還暦からのハロー!ワーク」 国が「生涯現役」を提唱する時代、 定年を迎えても再雇用や再就職で働くのが当たり前になっている。 なかには、還暦までは家族のために尽くしたから、 第二の人生は好きなこと、やってみたかったことに挑戦したい、 あるいは社会貢献したいと試みる方も。 組織の殻を抜け出し、自分らしい生き方へ舵を切った 還暦からの起業者たちを紹介しよう。 [内容] ◉自然を生かした起業 野菜をつくり地粉でそばを打つ 拘留孫 松下祐康さん/いなべ市 自然農法の大豆を豆腐に 安心食品の店 伊藤則夫さん/いなべ市 無肥料無農薬の米づくり わたか農園 植田亘さん/松阪市 バイク仲間との縁で養蜂家に アトリエtg 川口貞二さん/伊賀市 ●好きを仕事に 夫は骨董、妻は天然酵母パン やすだ屋 安田龍一さん/菰野町 フリージャズ好きが昂じて TAKE 0 伊藤典夫さん/四日市市 決め手は自動珈琲焙煎機 ペンギン堂 新田雅彦さん/明和町 ホテル品質のパンを古い土蔵で ふじ田 藤田幸男さん/志摩市 大学時代のソウルフードを再現 Rakuen 南端正弘さん/伊勢市 まちライブラリーなカフェ どんぐり 中井道昭さん/名張市 洋菓子づくりの集大成 シンプルケーキ 中西万里子さん/伊賀市 キャンピングカーをレンタル WAKKU WAKU 大西智さん/伊勢市 ●生き甲斐づくり 漁業版ワーホリ「結」を実践 佐藤力生さん/鳥羽市 ●特別寄稿 シニア起業のコツ 西野公晴さん 中小企業診断士 <連載> ニューワールド シャンティー OLD MOTORCYCLE LIFE osatto 原発のない町で 徳永紀江さん てい談 地域イノベーションが切り開く未来とは 西村訓弘ほか 魚心あれば下心 佐藤達也 CASA NAGI 伝統構法で大工が建てた自邸 ヤギ飼う人びと 高野勝さん 建築という冒険 米田雅樹 ハイクで俳句 九木遊歩道とオハイブルー Monochrome 村上仁一
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NAGI vol.98 <2024秋号> 特集:マニアックな三重旅
¥720
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特集 「マニアックな三重旅」 全国に名の知れた観光地を数多く有する三重県。 が、地元に暮らす人々は常々こう思っているのでは、 もっと隠れた良いところがあるんだけど、と。 NAGI-98号では、通人のガイドで三重を旅します。 きっと郷土の再発見になるはず。 [内容] 桝屋善則さんの案内で 山田のお稲荷さん巡り◉伊勢市 山本直子さんの案内で 河崎で隅蓋ウォッチング◉伊勢市 坂政明さんの案内で 鉄道遺産と加太越奈良道を訪ねる◉亀山市 上野理志さんの案内で 四日市あすなろう鉄道の旅◉四日市市 桃山鈴子さんの案内で 四郷風致地区へ昆虫観察に◉四日市市 加藤みきおさんの案内で 神戸で昭和にタイムスリップ◉鈴鹿市 ミフジ・村田紙店・銀河堂Z 県都の文具店めぐり◉津市 正午に流れるヤサホーラエー 尾鷲節を探して町歩き◉尾鷲市 映画・銭湯・居酒屋 山﨑範子さん流伊勢の歩き方 <連載/シリーズ> NEW WORLD シャンティー 原発のない町で 元町夏央さん/柴原洋一 OLD MOTORCYCLE LIFE キャンディグリーンの貴婦人/osatto ギャラリー凪 Ayanasu/ペルナッカ スダカラン ハイクで俳句 伊勢本街道を歩く②山粕~奥津/久世伸子 先見の人 本居宣長 NAGI-FILE 三重県内の旬な情報 建築という冒険 はたけスーパーの丘/米田雅樹 ヤギ飼う人びと 小原田氣恵さん 火のある暮らし 自作の五右衛門風呂 谷根千トークイベント報告 雑誌づくりとその町暮らし 兎の耳 スローな船旅のすすめ