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目の眩んだ者たちの国家

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"「どれほど簡単なことなのか。希望がないと言うことは。この世界に対する信頼をなくしてしまったと言うことは。」
――ファン・ジョンウン

国家とは、人間とは、人間の言葉とは何か――。
韓国を代表する気鋭の小説家、詩人、思想家たちが、
セウォル号の惨事で露わになった「社会の傾き」を前に、
内省的に思索を重ね、静かに言葉を紡ぎ出す。

「私たちは、生まれながらに傾いていなければならなかった国民だ。
傾いた船で生涯を過ごしてきた人間にとって、この傾きは安定したものだった。」
――パク・ミンギュ

「みんな本当は知っているのに知らないふりをしていたり、知りたくなくて頑なに知らずにきたことが、セウォルという出来事によって、ぽっかりと口を開けて露わになってしまったのだ」
――ファン・ジョンウン

「私たちが思う存分憐れみを感じられるのは、苦痛を受ける人たちの状況に私たち自身が何の責任もないと思うときだけだ。」
――チン・ウニョン

「「理解」とは、他人の中に入っていってその人の内面に触れ、魂を覗き見ることではなく、その人の外側に立つしかできないことを謙虚に認め、その違いを肌で感じていく過程だったのかもしれない。」
――キム・エラン

「人間の歴史もまた、時間が流れるというだけの理由では進歩しない。
放っておくと人間は悪くなっていき、歴史はより悪く過去を繰り返す。」
――キム・ヨンス

◎中島京子氏評「2018年の「この3冊」」(「毎日新聞」2018年12月16日)
《傾いた船に乗って沈もうとしているのは私たちだと感じている昨今、その苦しみを噛みしめながら書かれた言葉に打たれる。》"

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